マニュアル/取扱説明書
マニュアルには家庭向けの情報家電、モバイル機器、アプリケーションソフトおよび業務向けの産業機器、情報システム用ソフトなどの機器操作マニュアル、ユーザーマニュアル、リファレンスマニュアルなどがあります。
その他、企業内向けの各種の業務用マニュアルも数多く存在し性質や用途は異なります。
企画段階では、マニュアルの種類や用途に応じて製品情報、ユーザー情報、使い方情報を収集分析し、誰に、何を、どのように伝えるのか、期待する成果は何かをストーリー化して設計をします。
制作段階では、ユーザーレベルの視点に立ち設計内容を細分化し、情報の質と量、配分と配置、デザイン効果を検証して作成していきます。
分かりやすさ、読みやす、見やすさ、理解しやすさとは、マニュアルの構成要素である目次、タイトル名、文章、デザインワーク、紙面レイアウトなどの機能を有機的に統制することで「分かる感」が組成され精度が向上されます。
ドラフト原稿のチェック時に、目次構成から全体像を概観できるか、タイトル名は一目瞭然か、文章は分かりやすい表現か、グラフィック要素（図形、画像、タイポグラフィ、配色）は文章表現を補完しているか、紙面のレイアウト構造は視覚表現を管理しているかなどをレビューして「分かる感」表現をブラッシュアップします。
さらに情報の正確性や適正さを評価するために、ユーザーテストを実施して完成度の高いマニュアルに仕上げます。
また、マニュアル制作の後にユーザー教育やマニュアル更新などが発生する場合は、マニュアルの保守作業を実施します。
