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編集担当者との関わり方

出版社や編集プロダクションには様々な編集担当者が存在するので、資質や個性をわきまえた上で作業を進めることがある。 ある出版社の旅行情報誌の制作プロセスにおいて、紙面校正を客先店舗に依頼をする際に起きたことを紹介する。

複数の同業者店舗が同一頁の中にデザインされている際、これを各店舗に校正依頼するときに担当者から言われた内容が次のとおり。
「同じ営業案件のあるお店が隣に並んでいるとトラブルになりかねない為、校正依頼にはページ全体を送らないでください。あなたの責任においてトラブルにならないようにお願いします。」
つまり、トラブルになった場合は当方の責任です、という意味である。
そもそも、複数の同業者店舗を同一紙面上の隣に並べて配置したのは編集者であり、何故トラブルが起きるのか?仮にトラブルになった場合、何故当方が責任を負うのか?

結果として何のトラブルも起きなかったが(通常、複数の同業者店舗が同一紙面に配置されてもトラブルは起きない)、この担当者の思考レベルには首を傾げざるを得なかった。
編集担当者に限らず、同じような思考を持つ担当者に遭遇することがある。
このような場合、担当者の指示は無視する。仮に何かが起きた場合は上席者と話す方が良い。